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こんにちは。みかわやの新田です。
1月はお正月番組や成人式のニュース等で振袖姿を
たくさん目にしたのではないでしょうか?
来年、再来年に成人式をお迎えになるお嬢様、ご家族様も
そろそろ気になりませんでしたか。
私も仕事柄ニュースで振袖映像が流れるとどうしても気になってしまいます。
ここ数年の成人式ニュースの際にお母様の振袖、ママの振袖というフレーズが
増えてきているのですが、
「私の振袖、娘(孫)が着てくれるかしら?」
「成人式、ママの振袖でも今っぽく着れるかな?」
と気になられた方もいらっしゃったのではないですか?
今回はママの振袖と令和の振袖の話をしていきたいと思います。
何からチェックしていいか分からないという方ぜひご一読ください。
1.振袖に違いはあるの?
実は振袖自体には大きな違いはないのです。
もちろん、振袖にもトレンドがあり流行りの色や柄はあります。
しかし、ご購入、レンタル頂く8割のお客様が古典柄の振袖を
お選びになられますのでママの振袖、ご祖母様のお振袖でも古臭いなんて
ことは全くないのです。
振袖は江戸時代に誕生し、その当時から振袖に使われる伝統的な柄、文様を
「古典柄」といい、とても華やかな印象で時代に左右されないのが
古典柄の大きな魅力です。どの時代でもお嬢様を輝かせてくれます。
ただ、お母様の成人式でお手入れして以来、大切に保管し全く
出していないという場合、今すぐお振袖のチェックお願いいたします。
シミやカビなど気づかないうちに汚れが出来てしまっているかもしれません。
私も呉服屋に入社してから知ったのですが、良かれと思って入れていた
防虫剤でシミになってしまう事があるのです。同じ種類の防虫剤で交換
をしていかないと液状化しシミになってしまうそうです。
万が一、シミ、カビ、汚れがあった場合、お手入れに出すことで
シミ抜き、カビ抜き、汚れ落としなどが可能かもしれません、
着ることが出来ないと諦める前に一度ご相談ください。
また、お嬢様がお召しになれるサイズかのチャックもしましょう。
お母様と身長が変わらなくても、今のお嬢様は裄丈(腕の長さ)が
5cm~10cm程長くなっている傾向がありますので試着してみてください。
もし、サイズが合わない場合でも洋服と違い振袖は仕立て直しが可能な場合も
ありますのでご相談ください。
お手入れには長い場合半年以上お時間をいただく場合があり、お仕立て直しと
合わせますと成人式の1年前にはご確認いただけるといいかと思います。
2.可愛く、華やかな帯は出来る?
お振袖で後ろ姿を華やかにしてくれる帯。
振袖の帯結びは、「文庫結び」・「お太鼓結び」・「立て矢結び」と3種類の飾り結びを基本として、アレンジを加えていきます。
令和の帯はこの3種類の帯結びをお母様の成人式の時代よりもさらに進化させた
アレンジで華やかなものになっています。
その為、お母様の成人式の時よりも帯が20cm前後長くなり、帯自体も柔らかく結び易い
ものへと変わってきました。
決してお母様の帯が使えないということではないのですが、このご説明をさせて
いただくと帯は新しくご新調を希望いただくことが多いです。
3.小物など買い替えるものはある?
振袖の着る為にはたくさんの小物が必要となります。
基本的には着姿で見えない小物はお母様のものをご使用いただけると
思います。
過去のこちらのブログを読んでいただけると振袖の着用に必要な小物が
確認いただけます。
帯結びで使用する三重紐。以前は使用しなかったこともありお持ちで
ないかもしれません。腰ひもの本数が足りないなど不足品をご確認いただき
足りない物のみご購入を検討いただければ良いと思います。
そして、ママのお振袖で大切な部分。着姿で見える小物。
帯締め、帯揚げ、半襟、重襟。
実は、令和アレンジの要がこの小物!!
小物1つで可愛い雰囲気や大人っぽい雰囲気にも替えられます。
最新の小物でアレンジし直す事で今っぽいコーディネートになりますので
検討いただければと思います。
また、草履バッグセットは大きく流行などはないのですが、時間の劣化が
一番出やすいのが草履の為、草履底の糊付け剥がれ等がないか状態の判断で
買い替え検討いただければと思います。
まとめ
いかがでしたか?
お母様のお振袖で利用可能なものはご使用していただき、小物などで今のトレンドを
取り入れて頂くのが「ママの振袖」をお嬢さまだけのオンリーワンのコーディネートに
仕上げるポイントです。
店舗一覧・アクセスはこちらより
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