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きものの雑学

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襟を正す

襟を正す

昔の衣服(着物や漢服)において、襟元はその人の「心の乱れ」や「品位」が出る場所と考えられていました。襟がはだけているのは心が緩んでいる証拠。逆に、襟をピシッと合わせる動作は「ここからは私情を捨てて、真剣に向き合います」という決意表明でもありました。
この言葉は、漢代の学者である宋忠や賈誼が、占い師の司馬李主(しば・りしゅ)に会った際、その深い知識と人格に感心し、「冠の紐を整え、襟を直し、姿勢を正して座り直した(纓を猟り襟を正して危坐す)」という故事に基づいています。
現代では、「身なりを整える」や「気持ちを引き締め、真面目な気持ちで物事に対処する態度」という意味で広く使われています。