きものの雑学 | 成人式の振袖選び、レンタル振袖は、千葉県の振袖専門店【きものみかわや】
きものの雑学

Zatsugaku

きものの雑学

真綿

真綿

「真綿(まわた)」は、昆虫のお蚕さんが作る繭を、煮て柔らかくして、引き伸ばして作った綿を指します。現在の着物の原型の「小袖」には、表生地と裏地の間に真綿が入っています。真綿があることで、重みや厚みが加わり全体のラインが保たれ、見た目の豪華さも増します。そのため、江戸時代の武家の子女や裕福な商家の女性の着物には真綿がたっぷり入れられていたと言われています。
また、「真綿に針を包む」ということわざは、表向きはやさしい態度で人に接しているけれど、ほんとうは意地の悪さを隠し持っている人のことのたとえとして使われます。
例文:彼女はやさしい人だと思っていたが、時々真綿に針を包むようなものの言い方をする。